アリとキリギリス
TVをつけて夕食の支度をしていましたら「開会式を行います」というスピーチがあり手を止めました。驚きです。今年は異常な暑さのため4時から式典を開催してることを知りました。入場行進を終え、整列している顔をみると黒く輝いてます。頑張った証なのでしょうね。表情も素朴で野球にかけてひた走りをしていた風が読み取れます。サー今夜から試合スタートです。更に暑い夏が始まります。
ところで皆様『アリとキリギリス』というイソップ童話をご存じですよね・・・。
『遊ん(楽器を奏で歌う日々)でばかりいるキリギリスを横目で見ていたアリは、暑い夏にも懸命に働き、冬に必要な食物を蓄える日々を送っております。そして凍えるような寒い冬の到来になりました。
ある寒い日に扉をたたく音に気づきます。「こんな寒い日にいったい誰だろう・・?」とおもいながら扉を開きました。そこにはうらぶれたキリギリスが立っておりました。そして「何か食べるものをいただけないでしょうか・・・」とか細い声で話しかけました。』
会話を思い出した皆様はどのような対応をしますか?少し結末を模索してみてください!
◆ 助けを求めるキリギリスを、扉を開け、アリは優しく受け入れる・・・
◆ アリは冷たく突き放し扉を閉め、キリギリスは死ぬ・・・
どちらでもあり…ですよね。暑い日に働いていたアリを馬鹿にし、楽器を奏でるキリギリス。そらみたことかと思うアリ。いやいや暑い夏空を素敵な音楽で紛わせてくれたのだ・・・と思うアリか。
政治的色彩でもって考える、心理学的に考える、それとも教訓的に考える~どの方法が良くて悪くて・・・夏にしっかりと働かないキリギリスは愚か者ということに話なります。が・・・!?
ひとりひとりが今一度、考えてみて下されば・・・暑い夏も風でどこかに運ばれるのではないでしょうか。
(G記)