子どもの権利
ゴールデンウィークも半ば後半になっております。天候には恵まれたのではないでしようか。テレビニュースを見ると、皆さん近場に出向いた方が多かったということです。GW直前のアンケートの回答においても◆決めていない◆行く予定はない◆計画しているとありましたが決めていないが圧倒的に多かったように思いました。また実際は近場で済ますという結果になりました。
納得です!今の日本観光地のどこの場所にも異国の人々が訪れ歩く道が見えないほどだというし、ホテルも格別高く、従来の倍以上の額になり手が届かなくてとの意見でした。
東京都内の格安カプセルホテルが一泊20500円とか・・・驚きました。私が若い時には5000円程度であったかと記憶をしております。
この現状をどのように理解したらよいものか?また、新聞によると「子どもの日」にちなんで<子どもの権利>を特集しておりました。
タイトルは『働く子どもたちー未来を奪う現実―』とありました。
“働かざるを得ない子ども達がいる。貧しい国々だけでなく、先進国に住む私たちの周りにも、かれらはいる。国連は10年前、2025年までに地球上から児童労働をなくす目標を立てた。でも、達成は難しそうだ。子どもたちの未来のためにいま、何ができるだろうか”
(朝日新聞より)
先進国のアメリカは80年前に児童労働をなくそうと唱えたがふたたび、児童労働が社会問題化してるという。児童労働というのは15歳未満の子どもの労働や、18歳未満の子どもの危険・有害な労働を指す。国際労働機関(ILO)や国連が採択した国際条約で禁止している。「子どもたちから子ども時代を奪う労働」とも言われている。1919年第1回ILO総会で「最低年齢条約」が採択され国際ルールができた。ILOは99年、別の条約を採択。
18歳未満の人身売買や強制労働、奴隷労働、場売春・ポルノ制作、違法行為に子どもを利用することも「最悪の形態の児童労働」と定めて禁止した。
この条約では、子どもが生きる権利や成長する権利、教育を受ける権利、遊ぶ権利などを保証している。国連が2015年に立てた「持続可能な開発目標(SDGs)」では、17ある目標のうち目標8「働き甲斐も経済成長も」のターゲットで、25年までにあらゆる形態の児童労働をなくすことが明記された。
だが、現状は根絶とは程遠いILOとユニセフの報告書によると20年に世界で推計訳1億6000万人いるとされ、約2億4550万人だった00年以降、減少傾向であったが、16年の約1億5000万人から増加に転じた。
労働省によると2013年には1393人が、23年には5792人と大きく増加した。最近の失業率は4%前後と歴史的な低水準の中、白人の大人たちが敬遠するきつい仕事の人手不足、移民労働者、そして子どもたちで埋めるという構図である。
このことを踏めて5日の子どもの日に家族で話し合えたでしょうか?話し合えるという家族はOKですが、話し合うことすらできない家族の行方は・・・・
(G記)