イベントの報告 (5月~6月)
今年も上半期が終わります。コロナ禍が一応影を潜めた結果、あちらこちらの会場でリアル大会が実施されている結果、顔出しとかで急に忙しくなり、正直心身がついていきかねております。
はじめに四国断酒ブロック香川大会が5月に開催されました。顔対顔で向き合うのはズームとは違った感覚があります。本音の対話が始まり、人生が動き出すかの如くです。その後、6月には「家族会」が開催され会場に入り切れないという賑わいでした。当事者とは違ったエネルギーが蔓延しているのを感じ取りました。
5月下旬には香川県臨床心理士会で講師として迎えた「信田さよ子」先生の『DVの包括的支援について~加害者・被害者・子供たち~』 講話が残り家族会に参加しましたが、これまでの<家族を守るために辛抱?をしてきた>という内容とは違いDV被害の内容が色濃く耳に残りました。家族はそれを口外することなくとにかく例会通いをして今(断酒)があるという内容に終始していました。
某夫人は「娘が母も加害者だと思っているよ。子供は辛いんだよ・・・」と言われたこととか、当事者は「俺の金で飲んで何が悪いんだ。金がないならお前も働け」と粋がる。夫人はそのような夫に「子どもより夫に時間を割いた」という無念さが伝わってきた。某夫人は「普通の家族になりたかった」「自分を抑えることではなく、平和な日常が一番かしら」また「償いをしなければならないのは子どもたちだ・・・」とも言い涙している夫人もいる。
以前から、これらの言語化を気にしながら家族会という雰囲気より、概ね指摘することもなく(あまりに子どもへの性被害が強いのは明確にしました)、ただ、女性としての尊厳維持は申し述べてきましたが、これではいけない何かを感じ取り家路へと‥‥帰宅後はどっぷり疲れた自分を感じ取り、疲労倦怠感を抱えた半月でした。
人の話を聴くのは本当に疲れます。でも、話す場があり話すことができ、聴かせていただけるという<居場所>は必須です。
(G記)