イベントの報告
気づけば4月も終わりちかくに・・・GW直前になりました。今年は温度差が激しくて春が短くなっており大陸型の気候に移行しているのでしょうか。日本の四季の良さを感じる間なく25度の毎日です。
「アルコール健康障害対策基本法」の手入れの年でもあります。マスコミで勝手なコメントが流れていることに危惧しているのが現状です。20g、40g、のことです。
ここまでなら大丈夫というのではなく、あくまで自身の適量を知り心がけての飲酒をとのことです。「酒とがん」のことも心得ておくのがベストです。
また、これまでコロナ禍で中止となっていた講演会などが再開をしました。飢えていた人々が我先にと賛同する姿も日本人らしいなと感じました。さきがけは県主催の「ネット・ゲーム依存と関連問題」です。学校内で勤務している専門職はアデイクションのことを咀嚼してないことに落胆しました。「クラフトを応用した家族支援」は腑に落ちる内容でした。個人の問題とだけで捉えるのではなく関係性の問題、皆で支援をしていこうというものです。つまり社会の問題、地域づくりをしていくことが大事というものです。
「むなしさの味わい方」と題して<しょう讃寺>で北山修先生の講話がありました。臨床から文化を語り、人生を劇の如く捉えた視点でのお話でした。この間、フォークソング時代の友の話題へと“旅の途中で振り返ってもただ風が吹いているだけ・・” “探し物は何ですか…見つからない・・” という話の中に「むなしさ」とはかなりの心痛だと言われました。が、最近の風潮としては嫌がり避けて通る傾向があるがこれでよいのであろうか?というものでした。「探し続けるしかないのでは」と締めくくりました。
次は久しぶりの「中四国ブロック大会」(香川大会)が綾歌郡のアイレックスという会場で開催。演者は市川正浩先生で「アルコール依存症とアポフェニー」と題して話が進みました。アポフェニ・・一言で妄想というものを指します。ここでは視線恐怖、何か違和感があり人に見られている、臭いがある病でアルコールで帳消しにするアルコールが世界の中心となっていく、心の病だと話が進みました。
アルコール医療の先駆けをされ、最近の医療とは少しギャップが・・でも、共に携わった私としては心なしか頷けるものでした。
最後は四国新聞社主催の「人生100年時代!伸ばそう健康寿命」と題され整形外科、循環器科のドクターの講話です。コ・メデイカルスタッフの実践的な話、理解が深まりました。身体を労わりメンテナンスをしていく賢さが必須だと知りえました。結果があるので予防をしていこうというわかりやすいものでした。オプションで高松市出身の川井郁子さんのバイオリンミニリサイタルが最高でした。音は心を洗浄してくれます。
以上、盛りだくさんのイベントの紹介でした。(ただ、あくまで私見です!)
(G記)