DVについて

今年度もコロナ禍で終えようとしております。世の中ワクチン接種で大賑わい。5歳~12歳の子供のワクチン接種は親の意見に委ねられており遅々として進んでない様子です。

一方、ロシアの大統領はこのような中で戦いを挑んでおり、市民たちは巻き込まれて苦悩しています。いつ平穏な日常が戻ってくるのでしょうか・・・・。祈るばかりです!

今回も、前回に引き続きDVについて記していきます。

— 妻は逃げるしかないのか?―

2007年1月に公表された「DVに関する調査結果・報告」によりますと、配偶者と離れた後54%が男に追跡されて迷惑をこうむった、また同程度が実家友人宅にやってきて迷惑三昧。こうした「DV防止法」により、付きまとい行為・訪問を6ケ月間禁止とした。“女だって男に精神的身体的な暴力をふるっている”という者もいるが、被害者の多くは女性である。うち、93%の女性には子供がおり、逃げるのも大変な状況だと推測できる。当面の生活費や住居の確保など支援策の拡充が望まれ、関係機関との連携が急がれた。ここで今一度、暴力は受ける側の苦痛の問題だということを強調しておきたい。しかし、今だ、妻の我慢のできなさが問題だという者もおり残念なことです。

残された夫は一人部屋にたたずみ、困惑・不安・孤独感・怒りなど複合的な感情がわいてきていることと思われる。これを生かして、*「DV加害者プログラム」へと導くことが大事となる。このことで殺人・傷害事件へと発展しないことにもなる。

*(信田さよ子さんの書物より引用)

― 変わるべきは夫だ! ―

とりあえず、被害者保護が日本流である。これでは不十分である。女性は、逃げても逃げても絶望感にさいなまれるのみです。

しかし、このプログラムは歓迎されることはなく進行したため浸透が浅かった。このことより「DVは犯罪」であるということ、法的裁きをするということを明確にし、世間に押し進めていった。

そして妻に“どうなってほしいですか?”と問うと、“無理だと思いますがDVをやめてほしい。そのためにはプログラムへの参加をしてほしい・・”ということから、夫は妻を失いたくないから、不承不承プログラムに参加し始めることになる。

― 暴力は否定するが、人格は尊重する ―

とにかく参加していることを評価し、変化を求めて伸ばしていくという肯定的な雰囲気からスタートしていく。処罰的にならず、否定せず、望むこと(元のさやに戻りたい)に近づけるように協力していくことがポイントとなるのです。

 (次回続編)

編集後記

令和3年度もコロナで始まりコロナで終わろうとしております。そのようなさなか1月に開催しましたAKKかがわ「アデイクション・フォーラム&講演会」に参加下さり感謝しております。紙面を借りてお礼とします。

急遽、講師(東山良子先生⇒田中良子先生)の交代がありましたが「自分のフレームを外して今一度世界を見てみよう どのような光景が見えているかで、自分の中で沸き起こる感情も、行動も変わってくる」という話を聴き、新鮮さを覚えました。また、野球選手の大谷翔平さんの曼荼羅の話も楽しく拝聴できました。

4月からは少しリラックスできる何かに出会いたいですよね! 

(G記)