最近のテレビドラマ

コロナ禍になり二度目のGWに入りました。皆さんいかがお過ごしでしょう・・・・?

戸外にも出ず、自宅内で過ごす時間が多くなり、私は何をするでもなくテレビとスマホに向き合っております。

朝の報道番組は一律にコロナの数の羅列。「ただ多くなっております・・。」と視聴者の我々の不安恐怖を掻き立てられるばかりの内容です。

一方、最近のテレビドラマは結構それなりに面白いです。先月で終えた「俺の家の話」とか、そろそろ終わりを迎える連続テレビドラマ「おちょやん」、今から本番を迎える「青天を衝け」などいろいろ個人の生涯に渡る内容が濃くなってきております。あと、弁護士、刑事が活躍する事件物・・・です。人の生きざま、転換期に焦点を当て、「視聴者のあなたはいかがですか?」というものでしょうか。

日本の男性の在り方としては家を継ぐというのが当たり前の時代を生きた(現在は多少なり違ってはいる)時に“俺をこの<中の家>から勘当してください。家を出て天下のために働きたいと思う”と言いのけた渋沢栄一の言葉に、抵抗もせず「お前はお前の道を行け」と返した父親の凄さ。時代性を考えると栄一の父親の言動には感激させられる。民放の「俺の家の話」の男性は日々揺れ動く様子を描いていた。親の指導は受けるべき、でも反抗もしたい、が自信もないと、でも親を思う気持ちは人一倍強いものを持っている。選んだものは家を継ぐ!

もう一つの時代性の中での女性の生きざまがお千代であろう。一度親から捨てられた女性、信じてきたはずの夫を信じられずにいる現状を打破し、自分を信じて家庭を捨て一人出ていく…この姿にも迫力がある。

また、刑事ものは、事件を起こしながらも自分探しをしてるに違いない犯人像・・・。

また、林真理子著の「8050」が今脚光を浴びているらしい。歯科医家庭の中で、息子は<引きこもり>という手段を使いながら模索している様(私はまだ読んではいない、ごめんなさい)を描いている。

現在に至っても、日本社会の世継ぎ問題、子にかける期待、女性としての在り方は昔から色濃く引き継がれている。GW中、うだうだとテレビを見ながら今一度、自分を振り返っていくのもよろしいのではと考えました。

(記:G)

編集後記

我々の守備範囲にもコロナ渦が押し寄せてきております。いつも利用している建物が5月は閉鎖になります。というのも、利用者の中からコロナ罹患者が出たとのことです。

月1回のミーティングを中止とします。

お間違え無きよう、またご自愛くださいますようお願い申し上げます。

来月を楽しみにしております。(G記)