コロナで世界が大変
「コロナで世界が大変~」と言い早くも一年たちました。それ以降、毎日のようにコロナ感染者の数字が報道されている。香川県も然り、700人越え800人近くになっている。
つい先日のことです。岐阜県依存症対策総合支援事業として各務原病院より「コロナ渦に負けない!医師が教えるストレス管理術~依存症編~」と題してのオンライン研修が開かれ参加した。
“目に見えない小さなウイルスが世界の在り方を大きく変えてしまい、ポストコロナ(コロナ後)、ウイズコロナ(共コロナ)のメンタルヘルス、とりわけ依存症に着目して学びましょう・・・”と開始となった。
コロナウイルスによってもたらされる3つの側面について。第一の感染(生物学的感染)「疾病」そのもの、第二の感染(心理的感染)治療法が確立してないことの不安や怖れ、第三の感染(社会的感染)不安恐怖が生み出す嫌悪・差別・偏見がある。これらは自然な反応、無理に抑え込まないことだ。メンタルヘルスの2189件のうち、うつ病の有病率は15.97%
不安症の有病率は15.15%、PTSDの有病率は21.94%で上から一般集団の3倍、4倍、5倍になる。パンデミック後は上昇した。うつの人は怒りのコントロールができず、不眠は睡眠や鵜の服用、不安は家族のことが気がかりでゆっくりできず、自殺は女性、子どもの(小・中・高)増加が際立った。
これらに対しては問題焦点型アプローチ、情動焦点型アプローチで関わることになる。前者はストレスの原因に対して、具体的な対策を行い、取り除く方針。やり方としてはコロナ不安に対して、手洗い、消毒の徹底。後者のやり方はストレスの原因よりも、自身の感情に目を向け、ストレス緩和を図る。例えば不安に対して友達と喋ったり運動をしたり気持ちを落ち着かせることだという。
アルコールに関しては、日本では飲酒者の32%が増量となり再発へと、カナダにおいても大麻、アルコール量が20%増え、ポルトガルも闇市での販売が増え、アメリカではオピオイド過剰投与し救急搬送が増えている現状だという。
ほかの依存症を見てみると、競馬は前年度103.5%で上昇傾向、競艇は史上最高額、引き換えパチンコは2.7%減少している。ネットゲーム依存は休校前と休校中はかなり増えている。中国も然り。ただ注意をしておきたいのは、<ゲーム=悪>という図式ではないことを確認しておこう。アメリカFDAは2020年6月に、ADHD児の治療を目的としたゲームを承認したという。
ラインでのつながりは精神疾患のケアー、ケア能力の大幅な改善の契機として振り返ることが可能になるかもしれぬ。
WHOがストレス対象法として6項目あげている。
●不安になることが自然 ●適切に食事をとろう、日中は動こう
●孤立を防ぎ周りの人と繋がろう(電話メールなど) ●酒煙草で紛らわすのはやめよう
●情報に振り回されず適切な予防を続けよう ●自分に合った解消法を見つけよう(ヨガ、マインドフルネス・・) 以上、生活リズムを保つことは心身の安定につながる。
* 私なりの要約(過ちがあれば私のミスです)となりますことをお許しください!
* 最後にビクトルユーゴ―の著書『ああ無情』より
“友よ、逆境にあっては、常にこう叫ばねばならない。【希望・希望・また希望】と”
* 英国のことわざには
“夜が明ける前が一番暗い”と記されています。
(記:G)