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「四万十〜いのちの仕舞い〜」鑑賞

小笠原望医師のドキュメンタリー映画を見て!

 現代の日本の医療の進むべき方向は「地域包括ケアシステム」「他職種協働」です。世界でモットも早く超高齢化社会に突入してる日本では、65歳以上の人口は2042年の約3,900万人でピークを向かえ、その後も75歳以上の人口割合は増加し続け、団塊世代(800万人)が75歳以上になる2025年以降、後期高齢者は2人に一人が認知症に罹患するといわれている時代がめぐってくるという。此れを踏まえ、可能な限り、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるように・・・これらを含めて日本は地域包括ケアを目指し動いている。いわゆる「チーム医療」を展開していくが、これらは地域の暮らしを前提としている。
 このようななか、2月に高知で封切られた映画を今日(26日)見ることができた。高知の四万十にある大野病院、小笠原望院長(67歳)のドキュメンタリー映画で、溝渕雅幸監督のもと制作されたものです。以下、簡単ですが紹介とします。
 四季折々の表情を見せる四万十の自然を背景に、今失われつつある人と人の絆、人生の意味を探るべき内容です。
 小笠原望医師は1951年土佐市で生まれ、弘前大学を学び屋とし、四国に戻り、高松日赤病院で20年間勤務され、のち、義父の内科医院を引き継ぎ現在まで20年間を四万十で過ごす。「いい仕舞い」という四万十独特の言い回しに見慮されていたということです。
 四万十川流域で暮らす人々との交流を見つめながら人と人のつながり、人と自然のつながりがもたらすものは何なのか?と考え、「本当の豊かさ」「本当の幸せ」を探り始めたのです。
 診療所での診察を終え、訪問し、在宅治療を望む方々とのふれあいを通して、「命の仕舞い」、「人の命も自然のもの(死ぬことも自然のもの)」と到達されたということです。“死を看取るには、病気ではなくその人そのものを看ることが出来なければならない、また患者だけでなく家族の思いも丸ごと受け入れることが必要だ”と言われた。
 在宅見取りをした家族は、最後には大きく泣くことはない、なぜならばすべきことをしたという人としての有り方を学んだからではないかという。在宅の醍醐味は「痛まない・苦しまない・よく食べる・身近な人とともにいて最後を迎える」ということだ。
 そこに必要なことは、医者である前に人間であるということ、すなわち医者の力ではなく人間の力が必要とされるということなのでしょう。
 映画の中で、患者さんは医師の目を見つめながら切々と語りかけ、会うことを歓びとさえしている様子が伺えた。
 後半に入り「赤とんぼ」の歌が挿入歌として流れた。♪夕焼け小焼け〜の赤とんぼ・・・追われてみたのはいつの〜日 〜か♪と
 ラストで赤鉄橋が映し出され、あちらとこちらをつなぐ橋渡し的存在が印象的でした。

(G記)

 はい(1)・いいえ(0)
 1〜5は手段的ADL 6〜9は知的ADL 10〜13は社会的ADL
 ①バスや電車を使って一人で外出できますか?
 ②日用品の買い物が出来ますか?
 ③自分で食事の用意が出来ますか?
 ④請求書の支払いが出来ますか?
 ⑤銀行預金・郵便予期の出し入れが自分で出来ますか?
 ⑥年金などの書類がかけますか?
 ⑦新聞などを読んでいますか?
 ⑧本や雑誌を読んでいますか?
 ⑨健康についてに記事や番組に興味が有りますか?
 ⑩友達宅をおとづれることが有りますか?
 ⑪家族や友達tの相談に乗ることが有りますか?
 ⑫病人を見舞うことができますか?
 ⑬若い人に自分から話しかけることができますか?
 自己チエックしてみてください!如何でしたか?


 先月、新しい仲間(25歳・女性)が加わりました。息吹を運んで下さることを願います。HPを開いてみて下さっていることに感謝です!

編集後記

 日本の3月は異動期です。何かしら落ち着かず、そわそわとして、地に足着かず苛立つ月でも有ります。
 毎年迎える3月ですが、いつがくればどっしりと落ち着くことが出来るのでしょう・・・ふわふわと風邪になびきます!今年の桜の見ごろは・・・??アップダウンが続いております。インフルエンザも巷では流行っております。身体管理を怠ることなく春を迎えたいものです。

(G記)