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今年の悪天候には閉口しましたね。東京は連日の雨模様、打って変わって香川県 の高松の天候は連日連夜34,35度を維持しましたからね…。クーラーなしの生活 は…?!大変だったかと、大手のマーケットで時を潰すなどしながら暑さをしのぐ工夫も必要でした。全国版ニュースでは取り上げられることなく香川県内で互いぼやいているだけでとどまっております。
その暑さの中、7月に「AKKかがわ」の顧問であります小笠原一能先生を講師として招きアディクションセミナーを開催しました。当日も猛暑ではありましたが、多くの方々がお集まり下さり、講演内容はむろん、あとの質疑応答でも時間を忘れるほどフロアーから手が上がるなど、今、このテーマが物語るように発達障害者という世の中で生きづらさを抱えている人の支援を困難としている支援者の方々がいかに多いかということを垣間見さされた一瞬でした。 以下、テーマ《「軽度な」発達障害とメンタルヘルス 》についての内容をまとめてみ ます。
講演の組み立てとして、 ①よくあるメンタル不調のパターン ②ストレスについて ③発達障害について(ADS/ASD) ④軽度発達障害特性を踏まえた回復促進方法について ⑤軽度精神遅滞についての5本柱で構成されました。
20世紀末から「うつ病」キャンペーンを実施し、“うつ病は心の風邪”,“パパちゃんと 寝てる”,というキャッチフレーズが一人歩きをして「うつ病=メンタルヘルス不調」のイメ ージが定着し弊害が生じてきた。一つとして精神科外来では双曲Ⅱ型障害の方々で あふれはじめ、従来どおり抗うつ薬を投与した結果、それまで以上に悪化し不安定化が見られ、基本的には気分安定薬で治療することになった経緯を話された。
「ストレス」にもいろいろあると概念説明をされ、ハンス・セリエの説を引用しながら、人間関係、介護、夫婦関係、虐待などを、単にその場しのぎのスポーツに明け暮れる、 何かしらの持続性・蓄積性の苦痛で回避する傾向が日常に起きていると、ひとことで過剰負担を無視して、体をフル回転させているという。 この中で注意欠如・多動性障害者の特徴として、目標達成のために行動を抑えられない。より良い報酬獲得のために待てない・タイミングやリズムが取り辛い・幼児期、児童期に顕在化し支障をきたしやすいため、社会の中で苦痛を招きやすくストレス状態をおこす。
そこでカミングアウトの時期も考えながら、障害はあっても人は発達し続けるので、「生き方を変える」ことが重要だという。まずは生活習慣の修正をしていくこと。「生き方=行動と思考」のパターンを目指すこと。具体的にはやりすぎ、動きすぎ、孤独を愛するが人との距離のとり方が不味く悩むことになり、これを是正し「能力のアンバランス+こだわり」を活かせながら適応していく術を学ぶ。人として間違ってはいなく、不調であれば方向を変えてみることこそが大事という。 今、社会や行政は「自己責任」を強調するあまり、精神遅滞などの障害のある人は苦境に負いこまれる羽目になる。なぜならば適切な援助を求めることが出来ない故の犯罪もこれまで多々あった。
これからは「いきり文化 」の見直しをし、しんどい人へのサポートを社会全体として強化していくこと、しんどくない社会にしていくことこそが先決であると話された。
ちっちゃな頃から悪がきで 15で不良と呼ばれたよ
ナイフみたいにとがっては 触るもの皆傷つけた
恋したあのこと二人して 町を出ようと決めたのさ
駅のホームでつかまって 力任せになぐられたのに
仲間がバイクで死んだのさ とってもいい奴だったのに
ガードレールに花添えて 青春アバヨと泣いたのさ
〜 次のような事態(破壊的行動障害マーチ)がおきやすい
・ちっちゃな頃から悪がき(反抗挑戦性障害)
・15で不良と呼ばれ、煙草もすう(行為障害)
・18でシンナーにはまる(薬物依存)
・20で傷害事件で逮捕、その後も再犯(反社会性パーソナリティ障害)
・大麻・危険ドラッグ・覚せい剤にも発展しやすい
期日:平成29年11月4日(土)
午後1時30分〜
場所:高松市ミライエ6F男女共同参画センター
チケット:500円(飴つき)
*当日も参加可能です
今年の8月16日、京都の「五山送り火」の行事を12年ぶりに見学をしてきました。市街地を囲む山々に浮かびあがる妙・法・船形・鳥居・左大文字・右大文字が神秘的でした。
ただ私の立位置からは妙・法・船が本当に目前に浮かび、点火して形になるさまを見ることが出来、身体までもが温かく燃え盛る感触を楽しめました。年中行事の厄払いとからしいですが、心から抜けきったでしょうか・・・。何かしら、時間が止まっているのかとも感じたり、時は確実に動いてることを確認できたことです。 (G記)