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今月は娘の卒業にあたります。長いよ〜な
短いよ〜な、そんな4年間でした。(とても月並みな言葉ですが)しかし、いろんな意味で疲れますよね。(フー?)保護者は。ところでそんななか、大島弓子(作)さんのコミック漫画を通勤バスの中で読んでいる現状です。大島弓子のコミック、私が33才の時に手にした一冊でした。『綿の国星』のシリーズ。本棚に並べていたモノを娘が読み互いがファンとなって今日まで続いています。当時は劇団四季の「キャツ」が開演され、このコミックにも猫が主人公で登場、リチャードクレイダーマンがコミックに合わせて作曲したピアノ曲にしびれ・・・何度も聴いたものでした。 最近は娘が求めていた『夏のおわりのト短調』を再読しています。これは一口で家族というもののまやかしを暴くという内容です。これまでの家族というものは<ノー>という意志を舞台上から抹殺することでお茶の間に登場してたけど、大島の作品では、<ノー>がストレートに表現されているのがすばらしい点だとおもうのです。
あと、子供(少女)から娘に,一人の大人(女性)へと成長してゆく様が描かれています。大島の作品の心髄は、全般を通じて少女のまま、つまり<無垢>のままで生かしてゆくのが醍醐味となります。『夏のおわりのト短調』では主人公が少女期を終えようとしている一方で、主人公の母の妹は今だに少女で居続けること・・この対比が絶妙に描かれていたと思います。かわいい描写の表紙・・本棚の中で今も並んでいます。
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