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―― は じ め に ――

 先日「いのちの電話」公開講座に出かけました。絵本作家の葉祥明さんは「絵本を通して心の平和を」と題して講演。開始と同時にこれまでの絵本がスクリーンに映し出され、そこは俗世界とは違う牧歌的な漂いを映し出し、野原には柔らかな日差しがさし、幻影かと思うほどでしたが、見るにつれ穏やかになる心に気づかされました。
 葉さんは自身の絵本を朗読しながら命の大切さを話し、「信じることは人が幸せに生きるために必要なこと。まずは自分が幸せになると余裕が生まれ、愛が生まれる」と強調した。また、人生を川の流れに例えて「人間関係や経済問題などで苦しんでいる人は、苦しみのよどみに入っている、すこしそこより高いところに行って眺めるようになろう」と説明した。最後に、「苦しみの中にいる人に新しい発想や意識を差し伸べて、大きな流れに戻す手伝いをして欲しい」と呼びかけました。
 「諦めないで生き続ける。人は生きるためにこの世にやってきた」と力説して終了となりました。感想として、人は一人ではなく支え、支えあっている・・・悩みの坩堝におちいるとこれすら見えなくなる・・・・。でも人は、そのことに気づくこともなく自分の立ち位置から対応をしていく・・・また理解されなかったと落ち込む・・・繰り返しで孤立状態になる・・・ここまでに行かないためにも「いのちの電話」を思い出して欲しいと伝えたいです! しかし、受けてはかなりの訓練を要することになりますが。
 終えて会場を出ると、驚くなかれ、葉さんの本など飛ぶほど売れていました。私も買い求めましたが。 
(G記)

編集後記

秋晴れが少ない今秋です。今年も残すところ2ヶ月を切りました。コア会場で出会った方々も新メンバーさんが増え、活気付いております。また、どうしょうかと悩んでおられる方がいらっしゃれば一度のぞいてみて下さい。ホット・ステーションです。

(G記)