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―― は じ め に ――

 2月22日(土)に、高松の法テラスを午前6時に出発し、岐阜ダルク(岐阜県岐阜市)に向い、翌日は三河ダルク(愛知県豊橋市)の訪問視察をし、23日(日)を越した夜中の12時過ぎに自宅に到着でした。メンバーは高松ダルク支援会より(当初8人)弁護士さんらと6人で実施計画をたて実行へといたしました。行く前は正直心が分裂をしておりました。体調不調と管理(風邪を引き微熱が)の不全、果たして収穫が?と考えてのことでしたが、やはり身体を動かして目的地に出向くことは、大きな収穫があるのだということを実感体感しました。アディクションのミーティング仲間が会場に出向く、このことだけでも収穫が大きく、さらに人に出会え、愛と喜びが生まれるのだと感じたものでした。
 岐阜ダルクでは「12のステップ」を確実に行い、常にミーティング出席をすることに重きを置くプログラムを運営しておりました。人は慣れてきたら都合の悪いことは忘れ去ることが多くなりがちです。過去を語ること、その出来事は変わらずあり続けますが、語るその人の今置かれている状況により、過去が色鮮やかに話されることになる。語る人の情感に肉付きがなされ英知をもたらせていくのです。
 三河ダルクにおいては、世の現状に対応しながら、就労活動をしていく支援を余儀なくしてる状況把握ができました。いずれも12の伝統を守りながら人としての回復を目指し嬉々として生きていることが伺えました。
 いずれにせよ、人が人として生きるべき目標を見つけられることは歓喜を味わえるのだと感じます。どちらのダルク流儀のやり方にも文句無く、自らに適合しやすいやり方を見つけていくことでしょう。まず足元から見直してみる作業をしていけば幸いです。
 人が回復に向かう、並大抵ではありません。それに向き合うという(無力である)姿勢が、先行く仲間として後輩の目に留まり連鎖していく・・・・素晴らしいことです。とにかくミーティングで「自分の物語」として語れることの大切さ、これなくして進むのは至難の業ではないことを、今一度気づかされました。
 影からですが今後も支援ができればと思わされた2日間でした。参加できましたことに感謝します! 

 (G記)
編集後記

 早くも3月です。あさってはひな祭り。我が家のお雛様を数十年ぶりで箱から出して並べて差し上げました。女雛、男雛だけですが。やはりお雛様を並べると家中が華やぎますね。今年の3月がなごり雪が降るとか・・・・・卒業式の雪・・・・思い出になりますね。

(G記)