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投稿 目次(小次郎)

→No.4

失くしたいもの (No3)

 失くした家族への未練です。
昔、好きだった女性と離婚した日に彼女は悪夢から覚めた様に晴ればれとし、一方の私は冬の夜にドアの前に立ちカギを探すが、どうしても見つからず泣きべそをかいているの。
別れて日が浅い頃に相談に乗ってもらっていたの。
その中で(坊や)の話が出て、彼いわく「家に帰ると毎日、親が(ケンカ)をしている俺の身に成ってみい」と、文句を言われたの。
私は(坊や)に対し手をあげたり言葉で押さえ付けたりする事は無かったのですが、間接的に逃げ場を持たぬ子供をイジメていたのです。
現在の関係は、母親に電話した時に電話で、「○○○○さん、○○です。」と、言うと、「解っているよ、エッヘヘヘ」
(坊や)が中学の頃に、彼が私をからかおうと、「勉強しようかな」と、言うと、私が、「辞めなさい、今、楽しい事しよう」って言うと、そばに居た同級生が、「お前の親父アホか?」 「そうアホや。」
この様な会話が聞こえてくるのが好きで、父親の真似事をしていましたが、大人として実年齢より未熟な者でしたから幼い坊やと母親に我慢を強制し幼稚な価値観を押し付けていたの。
昨日までの物の見方と考え方に さようなら。       

小次郎