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− 京都<その6>− 京都市美術館 

レオナルド・ダビンチ   <白貂を抱く貴婦人>
チャルトリスキ・コレクション展より
レオナルド作 チェチリア・ガッレラーニの肖像

(1493年出版)が今回の目玉商品となり玄関先より大群れがあった。 (ふと、フェルメールの青いターバンの娘を思い出した)
16歳の少女チェチリアは美しさ、機知、教養、寛大さを兼ねそなえ、ルドヴィーコ・イル・モーロ宮廷の寵愛を受けていた。(いわゆる妾である)その記念にと描かれた像である。
チェチリアは自らの学問を楽しみと満足のために用いて、人生を享楽した。必ずしも平穏なものではない興味深く波乱万丈で、ある程度自分の意思で行動していた。彼女は可能な限り男性と同じような教養を身につけることを選択した。そしてモーロの純愛をうけ、妾となりスフォルツァ家の宮廷で最も光彩を放った人物になった。年を重ねても多大な魅力を発揮することができた。
(尚、白貂とは天と地を示して自身の行く末と同じだったとか)
10月28日(日)がラストとなるそうです。よろしければ、お出かけください。