先月4月23日(日)に高松のサンポート大ホールにて香川県断酒会40周年記念大会が開催されました。総人数1,200人強の参加となり、会場は明日の糧を得ようとする方のエネルギーが炸裂して、熱気あふれる雰囲気が漂っておりました。今回の基調記念講演は市川正浩先生が「アルコール症と山風蠱」と題してお話下さいました。(テーマに掲られた漢字が読めましたか?)
醤油にうじ虫がわいた話から、家庭の中に虫がわく、という素晴らしさを披露された。ア症(昔はアル中)が家内に居すわることで末は大吉になる…というのです。しかしア症を捨ておくことは凶となるというのです。酒呑みは独特の臭い(酸性)がある。それを中和さす為に断酒会(学校)へと入会して酒を断つ・・。断たずに呑みつづけると黄疸という症状が出てくる。それは大吉と変化し、3日目に(断酒学校の最終日)さわやかな臭いへと変化する。更に、呑みつづけると小脳が壊されて虫が見えるようになる。虫(幻覚視)が見えたら断酒へと至るのだ。ここから必死になってしらふで三途の川を渡るのだ…
辛抱したらない者は虫も不足気味…。少し工夫をしよう…。
苦しいこと(辛=かのと)を抱えることで中和がおきるのだ。虫気をもちつつ川を渡る。虫がわく瞬前を大切にしよう。こうして断酒道を歩むことになる。
孔子の書いた論語の中よりのことば使いが多く出没しましたが、何かしら聞き終えたあとは、納得というものを感じておりました。ちなみにタイトルは「さんぷうこ」でした。
(G記)
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