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− 第20回中四国アルコール関連問題研究 −

9月7日(土)・8日(日)、高知市桂浜荘で開催された、第20回中四国アルコール関連問題研究に出席してきた。参加人員180名…1回目(15人)からすると、大きく飛躍している。これ程までに急成長しているのに、世の中の精神医療はなぜかアルコール関連に冷たく接してきている。入院に際して急性期病棟においては、生活保護者への医行為コストの切り捨て、外来においても生活保護受給の差しひかえを迫られる傾向にあるとかが、報告されている。しかし裏を返せば、ア症者の方々の自己決定力が高く求められ、評価されているともとれるが、いずれにせよ、時間を要する為、何かもっと良き施策を考案してくれたらと願うばかりである。
あとは「女性のアルコール問題」と題されて、パネルディスカッションがおこなわれた。日本社会の中においては、男性と比べて女性は、まだまだ役割の中でも生きにくさを抱えており、飲酒の動機も家庭内よりスタートしていることが多くあるが、これらをいかに処理してゆくかがポイントとなる。しかし、家庭の中で自らの地位を築けず破たんをし、その結果世話焼きというスタンスで夫、子どもとかかわる等の関係嗜癖が中核となっていることも見えてきている。
この関係のあり方を見据えると、母子関係について見てゆくことなのかと・・・。
いずれにせよ一人の人として女性として、妻として母としていろいろな役割(顔)を多彩にもつことについて考えていきたいものである。