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「樋口恵子・人生100年時代〜ひと・まち・未来を輝かそう〜」講演会

(平成27年11月24日)

 「男女共同参画宣言都市・高松」として共同参画センター20周年を記念して市民フェステイバルが開催された。女性未来研究所長の樋口さん(83歳)の講演が高松サンポートホールにて100分に渡り、声力もあり、フェミニストとしてのいき様の凄みを力強く、粘り強く未来に向けて語った。
 樋口さんは妊娠した女性の約6割が出産前に仕事を離れるなど、他の先進国には無い現状を説明し、夫の家事に参加する能力の高さこそが、妻に将来子どもを生み育てる決心させるか、いなかの裏づけとなるといわれる。この現状において、男性が育児休業をとりやすい・就業時間の短縮をはかる社会にしなければ、少子化に歯止めはかからないとも訴えた。
 国会の現況として安倍内閣は「介護離職ゼロ」作戦を目指しているが、なかなか困難極まりないとも指摘される。このまま進むと婚姻率(5人に一人の計算)も低いことから、2020年には男性の50パーセントが介護に当たる世の中が想像されるとまで断言した。
 さらに、「介護は人間だけしか出来ない仕事!」と力説された。豊かさの中で人間性の回復を図りながら、平和を取り戻したときに、ともに生きるということが可能となる。介護は人間としての証明となりえ、今後の社会の品格を問われる時代に突入だといわれた。
 最後に「男女は能力も人権も同じ」と力説される壇上の83歳の女性の生き様を、垣間みることができ感謝でした。

(なお、会場は1000人越えで熱気づいていました!)

編集後記

 今年も残すところひと月を切りました。加齢とともに年月の速さに驚きです。コア会場にも新しい方の参加、古い方の退所など・・・いろいろな一年でした。休務中の方の顔も見、「お元気でしたか!」と言いながら話しこむなど、グループは動いていることを感じ取ることが出来ます・・・・・■○□●□・・・・・
 だから面白く 気づけば15年も経過したのでしょうか。これも一重に皆様の御意志・御努力あってのことと考えます。新しい年を迎えるにあたり、「今年も1年間ありがとうございました!」と感謝を届けたいです。また、申年を迎えての「コア通信」でお目にかかれますことを祈ります。参加下さった方々、読んで下さった方々ありがとうございました。
 *追加 記念誌発刊にあたり1名のみ原稿をいただいております。また、コタツの中にもぐり模索下されば幸いです・・・・・・・・!(G記)