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―― は じ め に ――先日、雨の降るなか大阪のシンフォニーホールに出かけました。(実は岡山県と勘違いをしまして、チケットを申し込んだのでした。♥ ♡ ♥) スタニスラブ・ブーニンのコンサートでした。17歳という最年少でコンクール優勝を果たし、コンサート活動を続け何度かの来日をしているブーニンを私は見ることなく来たので近場ならと思い立ちました。ブーニンはスーパースターとして押しも押されもしない地位を確立し、より多くのファンを魅了し、一大旋風を巻き起こしたのは知るところです。ブーニンの父親もピアニストで歴代の純な音楽家系であると言うことらしいです。母親も無論ピアニストで息子を教育し、ブーニン自身も母親に感謝しているという話を聴きます。今回、ショパンの曲が中心で開催されました。目前で見るブーニンはスレンダーですが大男で猫背です。顔は優しく、憂いがあり神経質そうなものを感じました。曲の流れは全般的に陰鬱な漂いでややもすれば、その迷える森の中に惹きこまれていきそうでした。最後のアンコールに1曲添えてくれたものが、フーッツと暖かさがよみがえり安心して終焉になりました。拍手喝采でした。観客も再度手を叩いて呼び返そうとしましたがカーテンコールで終わりになりました。ショパンの曲は、心を激しく揺さぶる強い力が宿っているのを感じ取れますが、ブーニンが弾いたショパン曲は何故か寂しげに聴こえました。終了後、外は雨も上がり、変に暖かさを感じ取ったものでした。 (*注) ショパンは30歳の若さでピアノの詩人と称され昇天した人です。ショパンの人生は波乱に満ち、決して幸せではなく生涯を閉じる。あまりに繊細で美しい珠玉のピアノ名曲を残した天才ピアニストです。 (G記)
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開催当時から出席を下さっているエフ子さん。いつも気遣いを下さり茶湯・おやつの支度をして下さり感謝をしております。この多忙なエフ子さんですが・・・・東日本の震災に会われた方々の越冬のために手作りカイロ(ぬかどこ)を100個お送りしたそうです。エコによし絶対喜ばれること請け合い! |
コンサートの翌日、京都まで足を延ばしました。思い出のある洛北に足を伸ばし「実相院」に行ってきました。床紅葉で有名なところですが・・・・残念!!紅葉はまだでした。一方で葉に淵が痛んで落葉しておりました。12月が京都の見ごろとか・・・・今年は天候不順で残念でした。 (G記)
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