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美術館案内   ルネ・ラリック展

 高松市美術館にて、ルネ・ラリック展を開催しております。GWのあい間で鑑賞してきました。説明のタイトルに“光の軌跡”とありましたが、まさに作品からは光を発しております。乳色に輝くというオパルセント手法をとり造形しておりまるで宝石のようです。彼はアール・ヌーボーの宝飾作家、ガラスの巨匠として活躍しましたが、50歳を越えて(1910年〜)ガラス工芸に転向し、アール・デコ期の代表者となりました。       どんどん奥に入るにつれ、小物にいきつきます。香水瓶に目がとまります。女性ならではの品物です。恋人だった彼女の横顔シルエットを写し出している深みのあるグリーンの作品はスバラシイものです。一点ものの<カエルと6本の水草>と題した貴金属の鋳造法をガラスに活かしてたものもあります。
 これがガラス細工なのと目を疑いたくなる品物ばかりです。淡い輝きがやさしさを放っていました。以上です。6月3日(土)まで開催です。

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