おまけ

昨年、初夏の健康診断で高血圧を放っておくと脳卒中よりも出眼するとおどかされ　ビビってはじめた「断酒ごっこ」。アルコールの予算を貯めて食費を一日に800円とし、外食を辞める。

極端な暮らしで、この一月末には他へ移る費用を作れたのがおかしくて、これぐらいの金額は借金では手にしたがコツコツと飲食をケチって、新しい環境で穏やかに暮らす夢も乙井には保証人がいない。友達は？　知人は多いの。部屋は変えられないので、変えれそうな所を探して、アルコールと向き合えたように乙井の不安とか恐怖にも向き合おう。借金への不安から小銭への執着心、恐怖は、完璧主義な方と関わると酸欠の金魚のように苦しいの。そうだ＜おまけ＞は今の所を逃げ出したかった訳が解った。乙井の気に喰わない行動を観て、その方に乙井を重ねあわせ、お前はいつまでそんな事をしているのだ！と怒鳴られている私を見るのが辛くて、乙井の分身がそこらじゅうにいる、今もイヤなんですよ。

小次郎