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先日、4月23日(金)に「支えること・支えられること」と題して、村瀬嘉代子先生(大正大学人間学部・大学院教授 日本臨床心理士会被害者支援専門委員会委員長)の講話がありました。
終始、優しい声で、トツトツと・・また力強いひびきで耳に飛び込んできました。
心理的援助の基盤とその展開としての説明がありました。まず現実ありき、理論や技法があって現実があるのではない、何を、どこから、いかに、という発想、原則をしって個別化をしてゆこうというものでした。また、傾聴、身を添わせるということについても手ほどきがありました・・・。「寄り添う」とは、身体の位置関係を示す言葉です。「共にいる」と感じることができる相談者と 受け手の位置関係を感覚として把えることが大切です。以下、犯罪被害者支援ハンドブックに掲載されていたものです。さあ、今、あなたは どうされてましたか・・。
被害者等の心の傷を深めないために 役に立つ言葉
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PTSDとベトナム戦争
PTSDはベトナム戦争帰還兵に多発した精神障害です。悪夢を見たり、引きこもってしまったり、抑うつ的になって社会生活が営めなくなった人たちが、ベトナム戦争帰還兵の中にたくさん出たのです。PTSDに関して研究が進む中で、ベトナム戦争帰還兵と同じように犯罪被害者にも事件を契機とした外傷体験が後遺症として残り、同じような症状が出るということが分かり、PTSDに対する治療法、援助法が確立されていきました。 (被害者支援センターかがわ設立記念山上皓氏講演会講演禄から抜粋) |