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<本の紹介>

「自閉症だったわたしへ」    ドナ・ウイリアムズ著    新潮文庫

 これは自伝です。幼い時からのことを詳細につづられております。家庭内で信じてもらえるどころか、母親からないがしろにされ、ひどい仕打ちを受け、更に兄からも"出て行けバカ女"とまで言われ・・・いつしか人格交替をすることで世間との折り合いを保って生きぬいてゆく術を身につける・・・。いろんな試練が待ち受けている・・・。
 彼女は軽度の自閉症であったゆえ足跡として文章にでき、かかわる専門家の参考になればというおもいが詰められている図書です。
 500頁程で少し厚目ですが・・おすすめの一冊です。 (G)