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ちびまる子ちゃん の最初のほうのあるエピソードが私は忘れられません。こんな話だったと思います。
小学四年生の主人公の女の子が、例によって、欲しい!と家族におねだりする。今回は熱帯魚。しかし妥協の末、水槽にメダカを飼うことに。早速友達に見せる。メダカだけじゃ寂しいだろうと、ザリガニをメダカの水槽に一緒に入れてやる。これで寂しくなくなった?メダカとザリガニのいる水槽を眺めて水の中のユートピア?にしばし恍惚とする主人公達。 |
ところが翌日水槽を覗き込むと、メダカがいない。メダカはザリガニの餌になったのだ!ザリガニのハサミに残るメダカの残骸・・・。
この話をなぜ強烈に私が憶えているかというと、私の母が私にしたことをたとえるのに丁度いい、と私は感じたからなのでした。メダカは私、ザリガニは母の再婚相手。家族ということで母親によって全く一緒に居たくないザリガニと強制的に同居させられた、メダカのいたたまれなさ。 |
今、母は私のことを「明るくなった」と言いますが、それを聞く時「それはあなたの家を出られたからだよ。」と私は心の中でつぶやくのです。
父(実父)が家を出て行ったのは私が17歳の時。母が離婚成立から半年で再婚した理由を、今母は「父へのはらいせだった」とあっけらかんと言います。父への復讐のために、父の友人だった妻子ある男性を略奪婚してそれから20年も、世話焼きばかりで、私の目から見て本当に幸せそうには見えない夫婦生活を続けたのかと思うと、私は、彼女にとって結婚って一体何なのだろうか?と思ってしまいますが、母は私とは別のところに人生の価値を置いていたのかもしれず、母の人生は母のものだから、まあお好きなように・・・という気分です。
そして母自身も母の父親(私の祖父)とは母が6歳の時に死別していたそうです。
その母をコアに誘ったらOKしたので近々連れて来る予定です。
私に暴力を振るった父(実父)との問題はまだ封印しています・・・。 K
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