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クリスマスカクタス
窓辺のテーブルに置いた、クリスマスカクタスが透明感のある紅い花を咲かしている。次々と少しずつ、咲いていく、この植物を見ていると、私は数十年前を思い出す。
その頃、私は数年がかりで、ずいぶんと大きくなり満開の美しさを見せていた。シャコバサボテンをある日水のやりすぎで根枯らししてしまったのだ。（育て方を十分に知らず、かわいそうなことをしてしまったと悲しかった）。
今度こそはと思って、時々、乾いている土を確認しながら、そっと水やりをする。
日本の冬は、さぞかし寒いことだろう･･･。
原産国は何処だろうか？とにかく、サボテンと云うからには砂漠の国だろうか？
原産国は何処だろうか？とにかく、サボテンと云うからには砂漠の国だろうか？
暖かい日射しの中で生き生きと嬉しそうに育っているように私には見える。（このクリスマスカクタスは秋の園芸祭りで高校生達が育てたものを出展し、かけ声もにぎやかに売っていたものだ。なんと二百円だった。）
シャコバサボテンの英名が、クリスマスカクタスであるということを私は今日、新聞で知った。
とにかく、ストレスの多いこの日常生活。その中で植物を育てることは、心が癒される事だと云う事を親近感が湧いてきて、水やりにも愛情が込もる。改めて思った。そして私に訪れた、ひとひらの幸福感――。
今この文を書いていると曇った空の間から太陽の光が田園にまっすぐに射し込んでいる。――あたかもキリストの宗教画の様に。
イラクでの戦争、そして日本でのテロの恐怖を感じる世で、人々の心にも世界にも平和を!!と心より祈っている。
12月２日 水 仙 月
