A happy new year!

　地球は　新しい年を迎えました。
後藤先生、コアの皆様の御清祥と御健勝を心よりお祈り申し上げます。
　先日、初雪が降り、爽やかな雪景色となりました。連なる山々にも田園も白銀の世界…。
寒いなかにも冬を楽しみました。

家族の風景 １　 ＜光さんの至上の音楽＞

　昨年春、高松市市民会館にて、大江健三郎氏の講演と長男の大江光(ひかり)さんの演奏会が開催されました。
　まず、ノーベル賞作家である健三郎氏のユーモアを混じえたお話。愛媛出身の大江氏にとって香川の地も親しみがある御様子です。親友の小沢征治氏や、武満徹氏との交流や御家族のお話…。知的でユーモラスな深いお話にも誠実なお人柄が伝わってきます。そして、今なお戦争が無くならない事を憂えて「人間にとって一番大切な事は、祈る事ではないか」とおっしゃっていました。
　次に日本を代表する音楽家による光さんの曲が次々と、演奏されました。ピアノとフルートの美しく不思議なメロディー…。光さんワールドが豊かに広がりました。心いやされる至上の音楽です。
　最後に光さんの舞台あいさつ。演奏者と観客へのお礼の言葉を　とっても嬉しそうに言われて、その後に…「高松には、光（ひかり）の広場と云う所があるそうですネ。明日、行ってみようと思います！」とユーモアたっぷりにおっしゃり、大ホールの超満員の観客から盛大な拍手が湧きました。
　幸いな事に、大江健三郎さん、奥様のゆかりさん、光さんの席は、私の席の斜め後方でした。東京から飛行機で来られ、光さんの旅の疲れの体調を気づかう御両親。ま近で拝見した御家族に、私は暖かい思いやりに満ちた「家族」を感じました。−そこには、機能不全でない深い愛の在る本当の家族の姿を感じる事ができ、心から感動しました。
＜家族の風景は次回より、川田龍平さん、三浦光世さん（三浦綾子さんの夫）の講演会の模様をお伝えします。＞

2003年1月8日　水仙月＜すいせんづき＞　pen nameをうすゆきそうから変更しました。

2002年がゆっくりと音も無く通り過ぎていく。
まるで巨大な生き物の様な 2002年が…。

水仙月　　See you !