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「アカシアの道」 近藤ようこ(作)\1200青林工芸社(刊)

 "母がしかたなくわたしを育てたように、わたしもしかたなく母の世話をするのだろうか"と作品紹介の文が目にとまった。開くと母子の生活について描かれていた。小学校教師だった母は離婚し、一人娘をひきとり、その娘が社会人となり別居・・・。それを境に停年となった母の言動がおかしくなり・・・その世話を・・・という内容である。教師の子どもで「お母さん!私とあの子たちとどっちが大事なの!」と叫ばれた・・・過去・・・。女性が一人立ちできる職業、教師はきついものがある。いろんなことがあり<親を愛せない>ということだけで子どもはプレッシャーになる。自分は悪い子供だと・・・。 
 日本でアダルトチルドレンのブームが1990年頃、それより早い時期に出たマンガである。 また一読下さい。  (G)