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「マンガ 子ども虐待 出口あり」 講談社 \1,600
何か今更ながらにAC(アダルトチルドレン)という言葉を噛みしめたものです。いろいろあるけれど、一時ブームになり単にわがまま病だというブーイングもありました。でも、わがままだと思えば、関心を持って話しを聞いたうえで、「バカ」「甘えるな」と言えばいいわけです。決して親を告発しろとは言っていないのですよね。・・・問題の在処を確認し悩みぬき、成長したらいいんですよね。
(後藤)
虐待とは私たちが当たり前と考えてきた「家族」を根底から問い直すものなのだ。本書が誕生するきっかけは、イラ姫さんとの出会いだった。彼女とは、アダルトチルドレンという言葉がなければ出会えなかっただろう。ACのグループカウンセリングの場で対面した彼女は年齢不詳で少年のようだった。底には悲しみとペーソスを漂わせていた。 信田さよ子 |
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そもそも「虐待」が生まれる原因は何なんだろう? 思えば私の実家では、「殺してやる」とか「もう出て行く」とかいうタイトルのドラマが延々と繰り返されていた。 あれは「子供虐待の定義」に照らし合わせれば虐待だし、おかげで実際にPTSDを長く患っている。 戦争や虐待によるPTSDが完治したという話は、まだ聞いたことがない。私はカウンセリングで生き続けている。 イラ姫 |