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− アルコール依存症と睡眠 −

すっかり秋の気配、芝の中から鈴虫の音が耳に心地よく、夜もなんだか眠気におそわれるこの頃です。そんな時、清生園病院で睡眠専門外来で働いておいでる川田誠一医師より「アルコール依存症と睡眠」と題した講義を受けました。一口でアルコールは人類が最初に手に入れた睡眠薬の一つだということでした。アルコールを慢性的に大量摂取している人は、さまざまな睡眠への悪影響を与えているということから我々一般人にも不眠症状はつきまとうが、その解消法を教示して下さいました。
とにかく朝起床し、太陽の光を浴びることと、適当な運動をすることだそうです。あと、してはいけないことを5項目出されました。
1) 昼寝、夕寝をしないこと、また「横になる」ということと寝るとは同じだからご注意下さい。とにかく午前中は決して横にならず、どうしても横になりたいのなら、昼食后に寝なさいとのことです。
2) 朝床から出るのは一定時刻にしておく。
3) 実際睡眠に入るのは23時だのに、それまで床で横たわっているのはよくない。
4) 床中に入り、寝ることと関係のない行為はやめること(例えば、TV、読書などしないこと)
5) 床入り直前にカフェイン・ニコチンをやめること。
以上のことですが、
なんだか、ごく当たり前のことでおどろきでした。
つまり自然体を忘れるなということでしょうか。