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− 京都<その4>−  念仏寺 

嵯峨野めぐりの起点、野宮神社から足をもう少し運ばすと化野(あだしの)の念仏寺につく。境内にまつる八千体を数える石仏・石塔・・・いわゆる墓がある。これは何百年という歳月を経て、無念仏と化したものを安祀してあるのです。
ここも何か異次空間に入ったようでした。この「あだし」とは、はかない、むなしいとの意があり、「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化ける事や、極楽浄土に往生する願いなどを意図しているのです。
これから夏場のろうそくに火がともる時、空想世界に迷いこんだようになるのでは。・・・またお出かけ下さい。