―― は じ め に ――ゴールデンウィークも終わり、日常が戻っています。一方では現実は続きそうです。東日本の被災者さん達の、悲痛の叫び…ひとつひとつていねいにかかわっている様子がＴＶからみえますが…遅々としてしか動けない現実もあるようです。東電の社員さんも心が疲弊して叫び狂をしさを表しているようです。この時期に金子みすゞさんの本の紹介が紙面に掲載されています。 恩師に裏切られ、帰郷し作家活動を続け、この世から若くして病におちいり命をなくした女性…。苦しかっただろうに、いつも笑顔のたえなかった女性であったという。 （Ｇ記）
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散ったお花のたましいは、 み仏さまの花ぞのに、 ひとつ残らず生まれるの。 だって、お花はやさしくて、 おてんとさまが呼ぶときに、 ぱっとひらいて、ほほえんで、 蝶々にあまい蜜をやり、 人にゃ匂いをみなくれて、 風がおいでとよぶときに、 やはりすなおについてゆき、 なきがらさえも、ままごとの 御飯になってくれるから。 
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