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アバウト・ア・ボーイ

 つい先日、京都の映画館(東宝公楽)(四条河原町)で上映されているのがわかり足をむけた。12才の男の子と38才の独身(フリーター)男性との出会いをコミカルに描いている。男性は父親の印税が入り働かずして文化的な生活を送っている。人生を楽しむためだけの女性との交際を求めていたある日、貼り紙に目が止まった。
 「シングルマザーの会」・・・これはラッキー!女性との出会いが必ずあると思い
 シングルファーザーを装いミーティング場に出向き虚言をしてゆく。
 そこで知り合いとなった女性とのかかわりから、その女性の友人の息子と出会う。大人ぶった子ども・・・子どもっぽい大人・・・2人が互いに批判しあい、なぐさめ、いたわり合ってゆくうちに、男性の心の内に、一人の父親的、保護的おもいがしのびより、捨てておけなくなる・・。
 人とかかわるということを通して、愛、本当の純粋の愛を発見し、自らをも大事にしてゆくことになる・・・という最大の喜びを手に入れるという筋書きであった。
 これはイギリス映画であり、やはり自愛を見出す場がミーティングというものだった。
 我々の周辺にも気軽に出かけられるミーティング場があちこちに建立されますよう願うところです。

(G記