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母との関係(2)

 子どもが生まれて、いわゆるママ友のつきあいが自然と発生するわけですが、女の人とのつきあいにトラウマがある私は、ママ友と話すだけで疲れてしまう時があります。
 女の人に嫌われない様に気を使ってしまうのです。母親と関係が切れても、母親に気を使って生きてきた日々が長かったので、女の人といると安らがないのです。すごく神経質になるのです。でもそういう自分も、時間をかけてでも変えてゆきたいのです。
 私はおしゃれをすることも、気を使います。母親がものすごく外見を気にする人で私は容姿を非難されて育ちました。母は大変着飾る人で、母の様になりたくない気持ちが私に、おしゃれを楽しむことにブレーキをかけます。
 自然におしゃれを楽しんでいる人を見るとうらやましいです。
 母の様になりたくない、という気持ちが大きすぎて自分がいったい、どうしたいのか、本当の気持ちは2番目です
 私は集団の中で「自分がどう見えるか」ということから自由になりたいし、同世代の人たちと楽しくやりたいと思っています。
 それと、もう1つしんどいのが、こうやって文章を書いていても具体的なエピソードを書くことができないということです。母親にじっくりと話を聞いてもらった思い出もなく、他の家族からも、そういうあたたかい思い出は得られませんでした。やさしい父は一方で企業戦士で家には短い時間しかおらず、祖父も祖母もお家大事の厳格な人物でした。私は私の話を聞いてもらうのを当たり前と思えなくて、私の話を聞いてもらう時間がもったいないと思っているのかもしれません。私自身、人の話を聞くのがヘタです。
 自分が言いたいことを言える様に、話を聞いてもらうことを幸せに思えるようになれたらいいのかもしれません。

(Y子・I)