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 コアの皆さん、お元気ですか? 私は、あいかわらずです。私も、いろいろありました、身辺整理に入ってます。
これまでの人生の、様々なことが、いっぺんにやって来た、という感じで本音は、逃げ出したいのです。ですが、ここで逃げたら、この先、私はずっと負け犬だ。― と思うと、どうしてもガマンできない。たった、それだけのことで、不毛な戦いをしています。
私の心の内奥には、悪鬼が、住んでいます。この年になって、やっと気づきました。そいつが時々、顔をだしては、私にけしかけてくるのです。
『 このままで、いいのか? やられ損でいいのか? 戦前戦後を通して、少しも変わらない労働構造。そして団塊世代は、年金・退職金も、貰って中年(40代より下)の金にたかって生きるのに。
「年金、払ってくれないと困る。」なんていう図々しい奴らを、タダメシ喰わせてやる積もりか? 』
 私の人生で、苦しいことのほとんどは自分の力ではどうにもならないことでした。私は、努力は足りないかもしれない。だが、出来ることは、やってきたつもりだし、これからも、そうだ。
他人様に話せないような情けないことも沢山あったが、助けてくれた方々には感謝しています。だが、私は自分の仕末は自分でつけようと考えている。そのために、身銭をきって あれこれやっているのです。去年の、3月11日。そして福島第一原発の爆発と放射能汚染以後、私の中で何かが変わりました。
 平々凡々な日常が、いとも簡単に崩壊することを、個人的な経験で、少しだけ知っているつもりなのに やはり年月と共に忘れかけていた。(私という人間の甘ったれたところです。) それを、思い知らされたのが、その日々です。まだ、心の内で整理整頓できていませんが、私は、この先に、人の役に立つようなことに、お金を使いたい。(はした金だけど)そして、少しは、私も楽しみたいし……。福島県内の、立ち入り禁止区域内のTVの映像を見ました。避難した酪農家の方々たちが牛舎から放した牛たちが野原で死に、その腹や下腹部に穴があいている。
それは、死んだ牛、もしくは死にかけている牛の体に肉食か雑食性の動物が、生きんがために皮と肉を食い破り栄養の豊富な内臓を食べたために開いた穴です。犬、猫、狸、カラス、etc。それを見たとき、私も思わず、涙しましたが、同時に、「これが食物連鎖だ。この牛は、死んで他の生命体の命をつなげているし、それが役割なのだ。ただ人間だけが都合よく、そこからトンズラしている。」と考えたのです。
 脱線しましたが、私の、この10数年はいろいろと思索する材料に満ちている年月でした。私は、自分自身と世界と向き合うことで、教えてもらい、感謝し、そして戦いから楽しさも苦しさも味わえる気がします。(少ない時間かもしれないけれど。)
年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 。
詳しい意味は、わからなくても、
私は、この言葉が好きです。
時の流れには誰も逆らえない。
それでは、また。
みなさまに、お目にかかれる日を。
 敬具。

( 迷える中年女。)

百合