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図 書 紹 介

『復興の道なかばで』

仲居久夫著(みすず書房)

 《情報は必ず「時遅れ」である。特に公式の情報が甚だしくそうである。ボトムアップという日本方式が時遅れをさらに大きくする》ということ。それを補うのは想像力であり、《情報はイマジネーションがなければ意味をなさない》・・・と記され、作者の個人的な体験記となっている。今、東日本の災震のこの時に、17年前の手記を読み考えるのは人としての知恵を手に入れられるのではと感じました。